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令和7年7月1日(火)<旅行記>
ブルネイ紀行
今年も海外旅行で変わった所に行ってきました。ブルネイに行ってきたと言うと、ご存知の方は意外と少なく、奇異な顔をされる方が大勢でした。と言う事はブルネイ王国についてご存知ない方が多いと思いますので、ブルネイ王国(正式にはブルネイダルサラーム国と言います)のことについてその概略をお知らせしましょう。
地理的には東南アジアの島々の中のボルネオ島の北部にあり、面積は三重県とほぼ同じで5780平方キロメートル、人口は約46万人の小さな国です。国の北側が南シナ海に面するほかは陸地で、マレーシアに取り囲まれています。立憲君主制国家で、選挙はなく国王が任命する評議員による立法評議会で物事を協議決定するとのこと。各大臣も国王が任命する由ですが、現在、総理大臣、外務大臣、国防大臣、外務大臣は国王が兼任しているとのことで、国王は大変多忙の由です。現国王は29代目ですが、初代は1300年台にスルタン国を設立、当初はブルネイ川の水上都市に本拠を構え行政の中心地としたようです。現在は世界最大とも言われるブルネイ王宮で部屋数が2000室もあり、世界の要人の方々がこの王宮に宿泊されることもあるそうです。建国当初からイスラム教国でイギリス連邦加盟国であり、住民の82.1%がイスラム教だそうです。石油や天然ガスなどの資源を多く埋蔵しており、国家予算の68%はそれに依存しているとは現地ガイドの説明でした。日本は長年にわたりブルネイ最大の貿易相手国で、現在ブルネイのLNGの輸出総額の約7割が日本向けだそうです。ブルネイの国民には所得税・住民税はなく、消費税は勿論ありません。あるのは法人税だけで税率は18.5%だとか。しかも小中学校は無料、医療も無料でマレーシアと並んで世界で一番住みやすい国と言われているようです。
さて、旅行ですが、日本との時差がー1時間あり、成田からブルネイの首都バンダルスリブガワンまで実際は6時間ですが、5時間ですみました。入国審査後、専用バスでブルネイでの最高級ホテルといわれるザ・エンパイヤブルネイに移動、3連泊したこのホテルは今まで海外で宿泊したホテルの中でも最高の素晴らしいホテルでした。ホテルの敷地は広さ180ヘクタールあり、敷地内にビーチ、プール、ラグーン、ジャックニクラス設計のゴルフコースがあります。また、各国料理のレストラン、映画館、スパ、様々なスポーツアクティビティがあり、一通り見て回りました。翌日は現国王の即位25周年を記念して8年かけて1994年に建てられた【ジャミ・アスル・ハサナル・ボルキアモスク】通称ニューモスクに入場しました。約5千人が収容できるといわれておりブルネイ随一の大きさを誇ります。続いて朝市を訪問、野菜や果物は勿論」色鮮やかな籠バックなどブルネイの特産品なども並んでおりました。次に正式名称は【スルタン・オマール・アリサイフディン・モスク】前国王の命で1958年建てられたオールドモスクを訪問、規模は小さいながらイタリアの大理石やサウジアラビアの絨毯など大変美しいモスクでした。4日目は【ロイヤル・レガリア博物館】を訪れました。通称王族博物館と呼ばれ、世界の王族の中でも富豪として知られるブルネイ王室の富の象徴とも言われており、歴代国王の写真や現国王の幼少時からの写真、戴冠式を再現した部屋、各国からの贈り物などが展示してありました。続いて全景は見ることができないほどの大きなブルネイの王宮へ、残念ながら中に入ることはできませんでしたが、正面出入口の門が3ケ所あり王族や大臣、その他の人と身分の違いで出入口が分かれているとのことでした。あっという間の4日間、総勢僅か10名で、2日目の昼食時に自己紹介をして、和気あいあいの4日間でした。
2025年6月 林 秀彌
令和7年5月28日(水)
先日、確定申告慰労会を行いました。
うなぎです。昨年は天然ものを食させていただきましたが、今年は養殖(四万十産)ものにさせていただきました。
天然ものに比べ、もちもちした食感で脂が乗っていてとっても美味でした。みなさまありがとうございます。
(上が今年の養殖もの、下が天然もの)
複雑怪奇なこの世の中をうなぎのようにニョロニョロと泳ぎきっていこうではありませんか!
・・・さあ、がんばりますか(by副)
令和6年9月9日(月)<旅行記>
モンゴル紀行
私は去る6月末から7月初めにかけてモンゴルに観光旅行で行ってきました。というと、かなりの人達が僻地にでも行ったように奇異に感じているように見えました。最近でこそテレビでVIVANTという番組があったり、ロシアのプーチン大統領が訪問して新聞記事になったり、特に相撲界では5人の横綱を輩出するなど、ある程度世間の話題になっていますが、基本的には関心の薄い未開の国のように思われているようです。私も特に関心があったわけではありませんが、誘われて2回目の訪問をしてきました。最初のモンゴル行きは30数年前に税理士の仲間との観光旅行でした。最初の訪問の時は、首都ウランバートルでも高層建築は殆どなく、市内にも個人用のゲルが点在している様な状態でした。それがこの度のウランバートルは高層建築のビルが林立し、さらに建築中の居住用と思われるマンションが、目を見張るほどに建ち並び,どこに来たのかと疑念を持つほどの変わりようでした。
そこで、モンゴル国という国をよく知らないという方達に、モンゴル国についてその概略をお知らせしましょう。地理的には東アジア北部で、ロシアと中国に挟まれた内陸国で、面積は日本の約4倍の156万6500㎢ですが、人口は345万人(2022年)で日本の3%にも満たない国です。その人口の半数近い169万人が首都ウランバートルにいます。主要産業は鉱業と畜産業ですが、国土の80%もある牧草地で羊1169万頭やぎ1224万頭、牛、馬、ラクダ410万頭が飼われているとのことです。そして気温ですが、現地のガイドが言うことでは夏は摂氏40度冬はー30度になるとのことでした。モンゴルといえばゴビ砂漠が有名ですが、それはモンゴルから中国の甘粛省まで広がり、東西2500㎞南北1500㎞におよびモンゴル国土の30%を占めていますが、実際に生物の住みにくい砂丘の広がる砂漠は国土の2.5%に過ぎないとのことです。
ところでモンゴル旅行といえばゲルに泊まるのが定番で、前回に行ったときは現地の人が使用しているものと殆ど変わらず、ゲルの中に木製のベッド5台と食事用いすテーブル、それに小物入れボックスがある程度でした。食事は近所のホテルで作ったものが届けられてゲル内で食べ、トイレ、シャワーは近所のホテルまでいって済ます方法でした。今回のゲルは観光者向けに作った恒久的なもので、非常に広く立派なベッドが2台、応接セット1組、浴室に便所、洋服タンス、冷蔵庫に電気ポット、充電用のコンセントもいくつかあり、冷暖房完備の一流ホテルのデラックスルームさながらでした。
ウランバートルでは市内観光でガンダン寺、ザイサン丘、国立歴史博物館,ボグドハーン宮殿、プーチンが閲兵を見たチンギス・ハーン広場等を観光しました。その後ウランバートルから1時間半程のアルガラントでゲルに泊まり、翌日は遊牧民の文化体験や羊の追い込みなどを見学、夜はキャンプフアイヤーと星空観賞で非日常のひと時を過ごしました。翌日は同行の人たちが乗馬するのに付き合い、果てしない草原野を目におさめて旅の終わりに致しました。
2024.9.6 林 秀彌